ドアクローザ(ドアチェックとも呼ぶ)は扉(主に開き戸)に取り付けられる装置で、人によって開けられた扉を自動的に閉める働きをするものです。 急激に閉じることがないよう適度なスピードで安全・確実に閉まる機能をもっています。
ドアクローザを交換するにあたっては、メーカーや商品シリーズによって取付穴の位置が異なりますので、まず現在ついているドアクローザのメーカーや品番・機能を特定することから始まります。多くの場合、品番は書いていませんので形状や寸法から調べることになります。また同じ品番でも発売時期によって、取付穴の数やネジの太さなどが変わっているものがあるので、ていねいに現物を調べなければなりません。
古いものだと廃番になっていて代替品で対応する場合もあります。
また2009年4月に、ダイハツディーゼルNHN社(旧:ニッカナ)は廃業したため、入手ができなくなり流通在庫品で対応している状態です。ただよく使われている2番手・3番手のパラレル取付については美和ロックやリョービから取替用ドアクローザーが販売されています。
「ドアクローザは簡単に交換できます」というのをよく見ますが、それには前提となる条件があって、「現在の取付穴を追加工や補修をせずにそのまま利用できる場合」ということです。
しかし多くの場合はそううまくいきません。ネジ頭が傷んでいて既存のドアクローザーをはずすことすらできない場合もありますし、取付ビスが無くなっている、ドアのねじ穴が潰れている、裏板が無くてネジがきかない、などはめずらしいことではありません。ドアクローザの交換作業にあたっては、これらの状況に対処できるノウハウがあるかどうかの方が重要です。なかなか施工説明書通りにはいかないようです。
ご自分で交換するのが不安だと感じられる方は専門業者へ施工を依頼されるのがいいと思いますので、お電話ください。
マンション、戸建住宅の玄関や、オフィスビルなどによく使用されています。
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NEWSTAR P182 |
RYOBI 22P |
MIWA M602P |
交換の場合は、現在の機種を特定しなければなりませんが、取付方法、番手、ブラケット形状など、確認する箇所がたくさんあります。
■メーカー・ブランド
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ブランド |
メーカー |
『NEWSTAR』 |
日本ドアチェック製造 |
『ニッカナ』 『NHN』 |
ダイハツディーゼルNHN(ニッカナ) |
『RYOBI』 |
リョービ |
『MIWA』 |
美和ロック |
『DIA』 『Diamond』 |
大鳥機工 |
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■商品シリーズ名
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メーカーがわかれば、形状から判断します。
廃番品の場合は現行のカタログに記載していないことが多いです。 |
■取付方法と左右勝手 ・・・ 現在販売のものは左右共通が多いですが把握しておいた方がいいです。
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■番手 ・・・ ドアの寸法・重量に適したものでないと、故障や事故につながります
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番手 |
適用ドア寸法 W×H (mm) |
ドア重量 (Kg) 以下 |
1 |
800×1800 |
30 |
2 |
900×2100 |
45 |
3 |
950×2100 |
65 |
4 |
1050×2400 |
85 |
5 |
1200×2400 |
120 |
6 |
1800×2700 |
180 |
7 |
2000×3000 |
250 |
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■ブラケット形状(パラレル取付の場合) ・・・ メーカーや発売時期によって形状は様々です
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■ストップの有無
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■色
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■その他の機能 |
ヒューズ付き、親子扉用、開き角度制限用などもありますが、一般の住宅やマンションでは少ないです。 |
2009年4月に、NHNダイハツディーゼル社(旧:ニッカナ)は廃業したため、入手ができなくなり流通在庫品で対応している状態です。 ただよく使われている2番手・3番手のパラレル取付については美和ロックやリョービから取替用ドアクローザーが販売されています。
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RYOBI
S-202P
S-203P
シルバー、ブロンズ |
詳細 |
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MIWA
M602PS-LS1
M603PS-LS1
シルバー、ブロンズ |
詳細 |
マンションや戸建住宅の、主に室内間仕切りドアに使用されています。
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RYOBI
ドアマン |
詳細 |
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ダイケン
エコキャッチ |
詳細 |
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ムラコシ精工
ドアクロ2 |
詳細 |
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